合浦 稲荷神社
- 鎮座地
- 青森市合浦2丁目17-37
- 御祭神
- 倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)
- 例祭日
- 7月10日
- 境内地
- 670坪
- 建物
- 本殿1坪、幣拝殿26坪、社務所12坪
- 由緒
- 稲荷神社は最も多く祀られている神社で、全国で約3万社あるといわれている。赤い鳥居に狐の狛犬のある稲荷さまは、民衆にとけこんだ非常に親しみのある神さまである。赤色は豊年を象徴する色と伝えられ、狐は稲荷さまのご神徳を人々に届け、人々の願いを伝えてくれる神さまのお使いである。
本社は京都の伏見稲荷大社で、元明天皇の和銅4年(711)2月7日初午の日の鎮座と伝えられる。宇迦之御魂神の別名を豊宇気比売神、保食神などと申し上げ、伊勢神宮の外宮(豊受大神宮)にも祀られている。
稲荷さまはもともと農業の神さまであるが、衣食住を始め、商売繁昌の福の神はもとより、諸産業の守護神としてあらゆる人々に信仰されている。
合浦稲荷神社の草創年月は由緒書によれば不詳だが、寛永元年(1624)青森開港当時、すでに造道の稲荷林と呼ばれる地に稲荷大明神が建立されていたといわれている(青森市史)。
社殿脇の小神祠に祀られている、狐が刻まれた正一位稲荷大明神の神石には、天保九戊戌年4月(1838)の年号があり、古くから地域氏子の人々の厚い信仰が伺われる。
明治6年村社に列せられ、昭和6年には社殿が新築され現在に至っている。